■なすがままに操る悪魔の言葉
言葉では
「うん、そうだね」
と言ってはいるものの、顔が怒っている。
言葉では好感メッセージだけども、表情は嫌悪メッセージが 相手に伝達されると、相手は不安になってしまいます。
このような、相矛盾するメッセージを度々受取っていると、相手は、自分の判断に自信をなくし、相手に振り回されるようになってしまいます。
その例が、ドメスティックバイオレンス。
恋人から暴力を受けながらも別れられないというのは、この罠にはまってしまっているからなのです。
暴力という“嫌悪”のメッセージを受けたかと思うと、一転して
「俺が悪かった。本当に愛しているんだ」
と“好感”メッセージ。
これが繰り返されることで、思考が止まってしまい相手のなすがままになってしまうのです。
これを上手く利用することによって、相手の気を引くことができるのです。
いつもなら駅まで送って行くところを、たまにその場で
「じゃ!」
と、あっさり振り向いて帰ってしまう。
相手は、とっても気にします。
心配してメールをしてくるかもしれません。
その時は、その理由をきちんと説明して丁寧に誤れば、相手は怒らずに不安が解消できて
“ホッ”
とします。
そして、あなたの存在の大きさ・大切さが心の奥深くに刻み込まれることになるのです。